今回は、富山市内のリハビリテーション病院で8年間働く清掃スタッフM.Y.さん(50代)の後編をお届けします。
前編では、清掃の仕事のリアルな大変さについてお聞きしました。
後編では、現場をまとめるキャップ(リーダー)として、M.Y.さんが意識していること、
そして気になる「やりがい」や「仕事とプライベートの両立」について、さらに詳しくお話を伺っていきます。
▶︎前編はこちら:清掃の仕事ってきつい?子育て世代スタッフに聞いた病院清掃の体験談
◆キャップ(リーダー)になって変わった視点
――昨年からキャップ(リーダー)をされているとお聞きしました。
はい。学生の頃からクラス委員や部長などをやることが多かったので、人をまとめること自体は嫌いではなかったんです。
でも、実際に「キャップになりませんか」と打診されたときは、少し悩みましたね。
――そうだったんですね。実際にやってみていかがですか?
最初は「自分が引っ張らなきゃ」と思っていたんですが、今はそうじゃないなと思っています。
周りにカバーしてくれる人もいるし、話を聞いてくれる人もいます。
何か改善しなければいけないときも、一人で決めるのではなくて、スタッフ一人ひとりの意見を聞きながら進めるようにしています。
みなさんに助けられていますね。
◆チームワークよく働く上で大切な報告・連絡・相談

――現場の雰囲気はいかがですか?
本当に協力的な人が多いです。誰かが困っていたら、自然と手伝う雰囲気があります。
私自身、キャップになってから「困っている人はいないかな」と周りを見るようになりました。
例えば、各メンバーの仕事の進み具合などを確認しながら、必要なところをフォローしています。
――周りをよく見て動いていらっしゃるんですね。
はい。
自分で判断できなくて困ったとしても、すぐに本社の担当のマネージャーさんに相談できますし、そこは安心しています。
――いざとなったら本社スタッフを頼れるのも心強いですね。病院の職員さんとの関係はどうですか?
職員さんとの報告・連絡・相談もとても大事だと思っているので、日頃から意識しています。
みなさん優しい方ばかりで、こちらから挨拶をすると笑顔で話しかけてくれます。
◆病院清掃のやりがいにも通じる”ナイチンゲールの教え”
――この仕事のやりがいはどんなところですか?
やっぱり、掃除をしてキレイになった瞬間ですね。
鏡がピカピカになると、「よし、キレイになった!」と嬉しくなります。
――達成感がありますよね。
そうですね。
それに、患者さんから直接「ありがとう」と言ってもらえると、本当にやってよかったなと思います。
新人研修で、ナイチンゲールの「環境をきれいにすることで生きる強さが出る」という話を聞いたことがあって、それがずっと心に残っているんです。
清掃を通して、患者さんや職員さんが少しでも気持ちよく過ごせるように貢献できればいいなと思っています。
――病院では清潔さがとても大切ですし、やりがいも大きいですね。
はい。「病院清掃は大変そう」と思われる方もいるかもしれませんが、キレイになって感謝される場面も多いので、私はすごくやりがいを感じています。
◆子育てと両立できる働き方が選びやすいのが魅力
――子育てとの両立についてはいかがですか?
正直に言うと、同居している義母に夕飯の準備などを手伝ってもらっています。
でも、買い物は自分で行きますし、仕事が終わってから洗濯もしています。
――無理なくバランスを取っているんですね。
そうですね。私自身は家族に助けてもらいながらやっています。
それが難しい方でも、自分の体力に合わせて「午前中だけ働く」という選び方もできますし、そうしている方も実際います。
いろいろな時間帯の仕事があって、シフト制で休みやすいのも、この仕事の魅力だと思います。
◆仕事とプライベートのメリハリはとっても大事

――お休みの日はどのように過ごしていますか?
休みの日はしっかり休みます(笑)。
カフェに行ったり、テニスをしたり、娘とライブに行ったりしています。
――充実していますね!
はい。やっぱり、仕事とプライベートのメリハリは大事だと思います。
「推し活」がないとダメですね(笑)。
◆今後の意気込みと、応募を考えている方へ
――今度もこの仕事を続けたいと思いますか?
思います。
お客様との関係もいいですし、一緒に働いているメンバーも本当に素敵な人ばかりなので。
「今日は仕事に行きたくないな」と思うこともたまにはありますが、行けばみんながいますし、制服に着替えると自然とスイッチが入ります。
――最後に、清掃の仕事を考えている方へメッセージをお願いします。
家のお掃除ができれば、清掃の仕事もできると思います。
「病院清掃」と聞くと大変そうに感じるかもしれませんが、やることは家事の延長なんです。
悩んでいるなら、やる前に不安になるよりも、一度やってみることをおすすめします。
――素敵なお話をありがとうございました!
◆まとめ|色々な人に支えられて、続けられた
支えてくれる仲間や環境があるからこそ、8年間続けてこられたと語ってくださったM.Y.さん。
大変なこともある中で、前向きに取り組む姿が印象的でした。
「自分もやってみたい」そう感じた方にとって、今回のお話は一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
アルコットでは、実際に現場で働くスタッフのリアルな声を多数紹介しています。
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