病院清掃ってどんな仕事?仕事内容と特徴についてご紹介

  • #主婦ワーク
  • #清掃のお仕事

清掃のお仕事に興味を持ち、特に「病院清掃」について気になっている方の中には

「病院清掃ってどんなことをするんだろう?」

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

今回は、病院清掃の仕事内容が知りたい方に向けて、病院清掃の特徴と仕事内容についてご紹介します。

病院清掃の仕事内容

病院清掃は、大きく分けて「日常清掃」と「定期清掃」の2種類があります。

日常清掃とは

日常清掃とは、病院で日常的についてしまう汚れを落とすための清掃です。

例えば毎日のトイレ清掃、床のモップがけ、手すりの消毒拭き、カーペットの掃除機掛けなどです。

ひとつひとつの作業は軽作業がほとんどで、使用する道具はモップ、タオル、ほうき、掃除機など家庭の清掃でも使うようなものを使用します。

毎日の汚れをそのままにしてしまうと病院内全体がどんどん汚れ、衛生環境が悪くなっていってしまいます。患者さんが療養に専念できるような清潔な環境を維持するために、病院内の日常清掃はかかせないお仕事なのです。

日常清掃の種類

病院内の日常清掃のお仕事は、病棟・外来・手術室のエリアごとに担当分けされます。

※勤める清掃会社や現場によっても特徴や内容は変わります。一例としてご覧ください。

【病棟】

患者さんが入院する病室があるエリア。
患者さんが生活されているプライベート空間に入って清掃する。
総合病院では、小児科病棟、眼科病棟、内科病棟など、科によって病棟が分かれている場合も多い。何科かによっても特徴が変わるので、その特徴を理解した上で清掃することが求められる。

(作業例)

・病室、食堂、共用トイレ、浴室、ナースステーションなど病棟エリア内の清掃
・患者さん退院後の病室の退院後清掃
・患者さんが病室を移動したときの転室後清掃

【外来】

入院していない患者さんが通院して診察・治療を行うエリア。
常に不特定多数の人が出入りしているため、トイレなどの共用スペースが汚れやすく、1日に何度も清掃する巡回清掃がある。
診察室や検査室などの専用部は病院がオープンすると清掃に入れなくなってしまうので、オープン前やオープン後の人がいない時間帯に清掃することが多い。

(作業例)

・玄関、受付、待合室、廊下、共用トイレ、診察室、検査室など外来エリア内の清掃
・トイレや廊下など共用スペースの巡回清掃

【手術室】

手術をおこなうエリア。
院内でも特に清潔にしなくてはならないエリアのため、マスク、ガウン、手袋など指定の防護具を着ける必要がある。
次の手術のために素早く清掃を終わらせる必要があり、2人以上のチーム制でおこなう場合もある。

(作業例)

・手術後の清掃
・手術用の器具やベッド、イスなどの消毒拭き
・休憩室、更衣室、手術用物品倉庫などの清掃

定期清掃とは

定期清掃とは、日常清掃で落としきれずに蓄積してしまった汚れを取る清掃です。

1ヵ月に1回、3ヵ月に1回など場所ごとに周期が決められており、特別な洗剤やポリッシャー、高圧洗浄機といった機械を使って清掃することもあります。

そのためしっかりした知識と技術が必要であり、日常清掃よりも専門性が高いといえます。

定期清掃だけを担当する専門スタッフがいる場合が多いですが、日常清掃のスタッフが定期清掃も実施する場合があります。

定期清掃の種類

病院での定期清掃には、下記のような例があります。

・床のワックスがけ
・エアコンのフィルター清掃
・カーペットの機械洗浄
・ガラス清掃
・換気扇の清掃
・ブラインド清掃
・外壁清掃

まとめ

今回は病院清掃の仕事内容についてご紹介しました。

同じ清掃の仕事であっても、オフィスビル、ホテル、病院など建物の種類によって特徴があり、作業内容も変わってきます。

仕事内容について理解することは、自分に合ったお仕事を選ぶ上でとても大切なことです。

本記事が少しでも参考になれば幸いです。