
「キッチンから生ごみの嫌なニオイがして気になる…」「少しでもニオイを抑える方法はないかな?」
そんなふうに思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
生ごみの独特なニオイが漂うと、家事の時間もなんだか不快になってしまいますよね。
でも実は、この生ごみのニオイ、ちょっとした工夫でぐっと軽減できるんです。
この記事では、生ごみのニオイの原因から家庭でできる手軽な対策までをまとめてご紹介します。
重曹やクエン酸など、身近にあるアイテムを使った方法も解説しますので、ぜひ今日から試してみてくださいね!
生ごみが臭うのはなぜ?主な原因を解説
生ごみの臭いは「仕方ないもの」と思いがちですが、実はきちんとした原因があります。
ここで代表的な理由を押さえておくと、対策もしやすくなりますよ!
◆雑菌やカビの繁殖
生ごみは水分や栄養が豊富に含まれているため、雑菌やカビが増えやすい環境です。
これらの微生物が生ごみを分解を進める過程で、独特の悪臭が発生します。とくに生肉や魚の切れ端などは短時間でニオイが強まりやすいので注意が必要です。
◆高温・湿気による腐敗
気温が高く湿度も高い環境では、生ごみの腐敗が一気に進みます。
夏場や梅雨時期には、捨ててからわずか数時間で強烈なニオイを感じることもあります。
◆生ごみに含まれる油分や水分の影響
魚や肉から出る油分、野菜やフルーツから出る水分は、雑菌の繁殖をさらに後押しします。
汁がごみ袋やごみ箱に染み出すと、ニオイがこびりつき、掃除をしてもなかなか取れなくなる原因になります。
お家でカンタンにできる!生ごみのニオイ対策7つを紹介
生ごみのニオイはちょっとした工夫でぐっと抑えることができます。ここでは、今日から家庭ですぐに取り入れられる対策を7つご紹介します。
①水分をしっかり切って、新聞紙やペーパーで包んで捨てる
生ごみの水分はニオイの大きな原因です。水気をよく切ってから、新聞紙やキッチンペーパーで包んで捨てると、汁漏れを防ぎ、ニオイも抑えられます。魚や野菜の皮などは、このひと手間で大きな違いがでます。
②ごみ箱の下に新聞紙を敷き詰めておく
ごみ袋の底に汁が漏れてしまうと、強烈なニオイの元になります。ごみ箱の底に新聞紙を敷いておくと水分を吸収してくれるので、ニオイの発生を軽減できます。
お家に古新聞紙がないご家庭の場合は、キッチンペーパーやフリーペーパー、古雑誌などを使ってみてください。
③ 重曹やクエン酸で消臭する
「重曹」は酸性のニオイ(生ごみ全般の腐敗臭など)を中和してくれます。逆に「クエン酸」はアルカリ性のニオイ(アンモニア臭や魚介類の生臭さなど)に効果的。
生ごみに直接ふりかけたり、ごみ箱の底にまいておくだけで、手軽に消臭できます。
④冷凍・冷蔵してから捨てる(特に魚や肉などニオイやすいもの)
肉や魚介類の生ごみは冷凍庫へ、野菜や果物の生ごみは冷蔵庫へ保管することで腐敗が止まり、ごみの日まで安心して置いておけます。
「生ごみを冷凍庫・冷蔵庫に入れるのはちょっと抵抗がある…」という方もいるかもしれません。ですが、生ごみも元々は食品なので、実はそこまで気にしなくても大丈夫です。どうしても気になる場合は専用のタッパーなどに入れて保管してくのもいいでしょう。
ただし、冷蔵庫への保管は日持ちはしないので、あくまでごみの日までの短期間にしましょう。
⑤お茶やコーヒーの出がらしを使う
飲み終わったお茶の葉やコーヒーかすは、天然の消臭剤として活躍します。天日干しなどで乾燥させた後、生ごみにかけるだけで嫌なニオイを吸収してくれるので、手軽でエコな方法です。
ただし、乾燥させずに水分を含んだまま生ごみにかけると逆効果なので注意しましょう。
⑥ごみ箱を定期的に洗って乾燥させる
どんなに工夫しても、ごみ箱自体にニオイが染みついていると解決できません。浴室などで中性洗剤を使って丸洗いし、しっかり乾燥させるだけでも効果的です。とくに夏場は2週間に一度は洗うと快適に保てますよ。
⑦生ごみ処理機の活用
根本的にニオイを断ちたいなら、生ごみ処理機もおすすめ。乾燥タイプや微生物分解(バイオ式)タイプなどがあり、ニオイを大幅に減らせます。自治体によっては購入補助金が出る場合もあるので、ぜひ調べてみてください。
まとめ|生ごみの嫌なニオイは事前に対策できる!
生ごみのニオイは、雑菌やカビの繁殖・高温や湿気・油分や水分などが原因で発生します。ですが、対策を意識すれば、嫌なニオイは軽減させることができます。
重曹やクエン酸など身近なアイテムを取り入れるのも効果的ですし、新聞紙やコーヒーかすなど「家庭にあるものでできる工夫」なら、今日からでもすぐに始められます。
「掃除や片付けが苦手…」という方でも、ぜひ始めやすい方法から取り入れてみてくださいね。ちょっとした習慣で、キッチンはぐっと快適になりますよ!