シンクやコンロ、お風呂場の頑固な汚れに使いたくなるのがクレンザー。
今は100均などでも販売されており、ご家庭でも手に取りやすい定番の洗剤です。
ですがクレンザーは便利な反面、
使い方次第ではキレイになるどころかキズを増やしてしまうことがあります…。
アルコットの清掃現場では、クレンザーは「許可なく使用してはいけない要注意の洗剤」として扱っています。
便利だからこそ、使う前に「やっていいこと・ダメなこと」を知っておくことが大切。
この記事では、クレンザーの基本の使い方と、
使う前に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します!
クレンザーとは?どんな汚れに向いている?
クレンザーは研磨剤が含まれている洗剤で、
洗剤の力に加えて、細かい粒子で汚れをこすり落とします。
・水垢やくすみ
・こびりついた汚れ
・軽い焦げつき
・長年蓄積した汚れ
上記のような頑固な汚れに向いています。
◆クレンザーの種類|クリーム・ペースト・粉末の違い
主にクリームタイプ・ペーストタイプ・粉末タイプの3種類あり、
特徴を簡単にまとめると次のようになります。
| 種類 | 研磨剤
の強さ |
主な商品名 | 向いている汚れ |
| クリームタイプ
(液体) |
優しめ | ・ジフ
・クリームクレンザー |
・シンクの水垢
・蛇口の水垢 ・お風呂の水垢 ・タイルの汚れ ・コンロ周り |
| ペーストタイプ | ふつう | ・ハイホーム
・多目的クレンザー |
|
| 粉末タイプ | 強め | ・泡立ちクレンザー
・せっけんクレンザー ・ハイホーム |
・頑固な焦げつき(鍋やコンロの五徳など)
・頑固なサビつき |
クレンザーを選ぶときは、落としたい汚れの程度や場所から判断して決めると安心ですよ。
比較的傷つけにくいものがいいなら、クリームタイプがおすすめ。
ただし、研磨剤入りである以上、傷つける可能性がゼロとはいえないため、
どれを使うにしても扱いに注意が必要なんです。
クレンザー正しい使い方【5つの手順】

次の手順を守るだけで、キズのリスクを抑えながらお掃除できます。
① 使う前に水で濡らす
乾いた状態でこすると、傷がつきやすくなります。
掃除する場所を軽く濡らしてから始めましょう。
② やわらかいスポンジに少量つける
クレンザーは掃除する場所に直接つけず、スポンジにつけて使います。
スポンジにつけることで、洗剤の量を調整しやすく、
研磨剤が1ヶ所に集中するのを防げます。
また、硬いスポンジやメラミンスポンジを使うと傷つくリスクが高くなるので、
やわらかいスポンジ(布でもOK)を選びましょう。
洗剤の量は少量からスタートすると安心ですよ。
③ 力を入れすぎず、やさしくこする
ゴシゴシ力任せにこするのはNG。
まるく円を描くように、やさしくスポンジを動かすのがコツです。
④ しっかり洗い流す
洗剤が残らないように十分にすすぎます。
⑤ 乾いた布で拭き上げる
最後に乾いた布で水滴を拭き上げましょう。
仕上がりがキレイになるだけでなく、汚れの再付着を防止する効果があります。
クレンザーを使える場所・使えない場所
クレンザーを使える場所について、
「使える場所」「注意が必要な場所」「使ってはいけない場所」の3つに分けて紹介します。
【クレンザーを使える場所】
・ステンレス製のシンクや蛇口、排水溝まわり
・陶器の洗面台
・タイル
・コンロ周り
・鍋、フライパン(ステンレス・ホーロー)
・布製の運動靴
素材によっては使用できないものもあるので、必ず注意表示を確認しましょう。
【クレンザーを使うときに注意が必要な場所】
・フッ素加工されたフライパン
・樹脂加工された素材
・石材、人工大理石(調理台・シンク)
・くもり止め加工がされた鏡
・プラスチック製品
上記のような場所は、細かい傷がついたり、
コーティングが剥がれたりする可能性が高いので、慎重な判断が必要です。
【クレンザーを使ってはいけない場所】
・木製品
・素焼きのタイル
・貴金属製品
メーカーが使用を禁止していることが多い場所です。
【清掃のプロの視点】クレンザーは「常用しない」洗剤です
クレンザーは便利ですが、毎日使う洗剤ではありません。
実は、アルコットの現場でも「許可なく使用してはいけない洗剤」として扱っています。
その理由は、次のようなリスクがあるからです。
・細かい傷が蓄積する
・コーティングや塗装が剥がれる
・傷がつくことで、汚れがつきやすくなる
「よく落ちるから使う」という考えはせず、素材を守ることを優先します。
◆クレンザーを使うのは、限られた条件のときだけ
・経年劣化による汚れの蓄積がある
・中性洗剤など研磨剤以外の洗剤では落ちない
・素材や状態を確認し、安全と判断できる
アルコットでは、このような条件がそろった場合のみ、使用を検討します。
家庭でクレンザーを使うときのポイント・注意点
もちろん、プロの現場とご家庭は環境が違いますが、考え方は同じです。
以下に大事なポイントをまとめてみました。
| ・クレンザーは最終手段として使う ・使える場所か確認する ・目立たない場所で試す ・毎回使わない ・少量でやさしく洗う |
ご家庭で「使ってみようかな」と思った時は、ぜひこれらのポイントを意識してみてくださいね!
まとめ|クレンザーは「やさしく・必要なときだけ」
クレンザーは、正しく使えば心強い洗剤です。
ただし、研磨剤入りだからこそ、使うかどうかの見極めと慎重さが大切。
アルコットがクレンザーを常用しない理由を知ることで、
ご家庭の掃除でも、より安心・安全な選択ができればうれしく思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。