換気扇はつけっぱなしでいいの?電気代やメリット・デメリットを解説

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「トイレやお風呂の換気扇って、24時間つけっぱなしの方がいいのかな?」「電気代はどれくらいかかってるんだろう…」そんな疑問を感じたことがあるかもしれません。

結論からいうと、換気扇は基本的に24時間つけっぱなしで問題ありません。むしろ湿気対策や空気の循環のためには、つけっぱなしにした方が快適に過ごせるケースも多いです。

本記事では、換気扇をつけっぱなしにするメリット・デメリット、気になる電気代の目安、さらに節約しながら上手に使うコツまで解説します!

結論|換気扇はつけっぱなしにしてもOK

換気扇は24時間つけっぱなしにしても問題ありません。

近年の住宅は気密性が高く、空気がこもりやすい傾向があります。そのため、換気扇を常に回して空気を循環させることは、お住まいを快適に保つうえでとても大切です。

特に窓のないトイレや浴室は湿気や臭いがこもりやすく、換気を止めてしまうとカビやニオイの原因にもなってしまいます。

さらに、換気扇はもともと長時間の稼働を前提に設計されているため耐久性が高く、つけっぱなしで故障する心配もほとんどありません。実際に多くのメーカーや自治体でも常時換気を推奨しています。

換気扇をつけっぱなしにするメリット

まず、換気扇をつけっぱなしにすることで得られるメリットを3つ紹介します。

メリット①湿気・カビ対策になる

浴室やトイレは湿度が高くなりやすく、放っておくとカビが発生しやすい環境です。換気扇をつけっぱなしにして湿気を外へ逃がすことで、カビの発生をぐっと抑えることができます。

メリット②生活臭を軽減できる

料理の匂いやトイレの臭い、部屋に残る生活臭を外へ排出できるのも大きなメリットです。

特にペットを飼っているご家庭では、換気扇を回し続けることで臭いがこもりにくくなり、快適さを保てます。

メリット③花粉やホコリ、ウイルスが滞留しにくくなる

空気が循環することで、花粉やホコリが室内にたまりにくくなります。

さらに、空気の流れを作ることはウイルスや細菌の滞留を防ぐことにもつながり、健康面のメリットも大きいといえるでしょう。

デメリット|電気代がかかる・汚れやすくなる

24時間つけっぱなしにすることで考えられるデメリットは「電気代がかかること」と「汚れやすくなること」です。

つけっぱなしにしたときの電気代の目安は?

換気扇の消費電力はメーカーや機種によって異なりますが、だいたい3〜30W程度といわれています。

一般的にはトイレの換気扇は2〜5W、キッチンは10〜30W程度であるケースが多いので、24時間稼働させた場合の1日あたりの電気代を以下で計算してみました。

・トイレの換気扇(3Wの場合):約2.2円/日
・浴室の換気扇(8Wの場合):約5.9円/日
・キッチンの換気扇(25Wの場合):約18.6円/日

※電力料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「新電力料金目安単価(1kWh=31円・税込)」をもとに計算しています。

思ったより安い、と感じる方が多いのではないでしょうか。複数台を同時に使っても、月数百円程度と負担もそこまで大きくありません。

電気代を必要以上に気にするよりも、換気扇をつけっぱなしにしておくことで得られるメリットの方が大きいケースが多いかもしれませんね。

汚れやすくなる点には注意

ただし、長時間稼働させることでフィルターやファンにはホコリや油汚れがつきやすくなります。
換気効率を保つためには、空気口のホコリをこまめに拭き取る、フィルターを洗浄するなど、定期的なお手入れが必要です。

換気扇を使うときに知っておくと良いポイント!電気代節約にもつながる

換気扇はそれほど電気代はかかりませんが、ちょっとした工夫でさらに効率よく使えます。

①換気扇はこまめに清掃する

フィルターやファンに汚れがつくと吸い込みが悪くなり、換気効率が下がります。結果的に電気代の無駄につながることも。定期的なお掃除で換気扇の性能をキープしましょう。

②エアコンと同時に使用するときは「弱」に

エアコンと同時に換気扇をつけると、外気が流れ込み、エアコンの効率が下がって余計な電気代がかかってしまうことがあります。

エアコンを使うときは換気扇を「弱」に切り替えると、冷暖房の効率をなるべく落とさずに済みます。

③窓がある場合は自然換気も取り入れる

窓があるお部屋なら、天気の良い日は窓を開けて自然換気を取り入れるのも効果的です。換気扇と組み合わせれば、より効率的に空気を入れ替えることができます。

まとめ

換気扇は24時間つけっぱなしでも問題ありません。むしろ湿気やニオイ対策などのメリットが大きく、電気代も月数百円程度なので気にしすぎる必要はありません。

もちろん、長く回していると汚れやすくなるので、定期的なお掃除は欠かせません。エアコンと併用するときは「弱」にする、窓を開けて自然換気を取り入れるなど、ちょっとした工夫でさらに効率よく使えます。

ご家庭でもぜひ参考にしてみてくださいね!