健康づくりのための運動としておすすめのウォーキング。思い立ったらすぐに始められる手軽さがありつつも、確かな健康効果が得られるのが魅力です。
今回は、「どのくらい歩けば効果があるの?」「毎日歩かないと意味がないの?」など、気になる疑問にお答えしていきます!
健康づくりの運動ならまずウォーキング!得られる健康効果
ウォーキングは、特別な道具もいらず、買い物やお散歩ついでに始められる、いちばん身近な運動です。
実際に歩き始めると、
・ダイエット効果
・気持ちのリフレッシュや幸せホルモンの増加
・睡眠の質が上がる
・足腰がしっかりし、体力がつく
・病気や認知症の予防
など、日々の小さな不調が和らぐことも多く、「なんとなく調子がいい」という実感につながりやすいと言われています。
詳しい健康効果はこちらの記事でも紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
▶︎参考記事:歩いて健康寿命を延ばそう!ウォーキングで得られる4つの健康効果
ウォーキングの効果がでるまでの時間|何分・何歩が目安?
ウォーキングをするときに気になるのが「どれくらいで効果が実感できるの?」ということ。
ここからは、1日の目安のウォーキング時間や歩数について説明します。
◆1回のウォーキングは何分がいいの?
一般的には「20分以上で脂肪燃焼効果が高まる」と言われることが多いです。
しかしこれは「20分以上歩かないと意味がない」という意味ではありません。
たとえ10分のウォーキングでも精神的なリフレッシュ効果は得られますし、
継続することで、血流がよくなる、生活習慣病の予防などの効果が期待できます。
また最近では、「30分運動すること」と「10分の運動を1日3回する」とでは、
健康効果は変わらないとも言われており、長い時間の運動が苦手な方は、小分けにしてやってみるのもいいかもしれません!
買い物ついでや家事の合間など、短い時間でも、歩くこと自体が大切です。
無理なく続けることが、いちばんの健康づくりにつながりますよ。
◆1日あたりの歩数の目安は「8000歩」|65歳以上は「6000歩」

厚生労働省『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』では、
健康づくりのための歩数として、次のように示しています。
| 【健康づくりのための運動の目安】
・成人(20〜64歳)…1日8,000歩 ・65歳以上……………1日6,000歩 |
これは、「このくらい歩けば、体にいい変化が出やすいですよ」という、
いわば “健康のための基準” のようなものです。
とはいえ、毎日きっちり達成しなくてもOK。
目安歩数はあくまでも「目標」として、気楽に取り入れてみてくださいね。
◆時間や歩数よりも「継続」が大事!
数字にとらわれすぎると、「今日は20分歩けなかった…」「8,000歩に届かなかった…」と落ち込んでしまい、続けるのがつらくなってしまいます。
ウォーキングで大切なのは、できる範囲でコツコツ続けること。
実は、続けることで体と心には次のような変化が現れやすくなります。
| 【継続することで得られる効果】
・数日〜1週間:気分が落ち着く、よく眠れるなど“心のリラックス効果”を実感しやすい ・1ヶ月ほど:足が軽くなる・疲れにくくなるなど“体力アップ”を感じやすい ・3ヶ月以上:体重の変化やお腹まわりのスッキリ感など“体の変化”が見えやすい |
このように、ウォーキングは積み重ねるほど効果が出る運動です。
たとえ5分でも10分でも、歩けた日は自分をほめてあげてくださいね。
自分のペースで続けることが、健康へのいちばんの近道です。
毎日は逆効果?やりすぎは注意しましょう
自分の体に負担がなければ、毎日のウォーキングはとても良い習慣です。
ただし、なにごともやりすぎは禁物。
次のような「やりすぎサイン」が出ているときは要注意です。
| ▲やりすぎのサイン
・足が常に重い ・疲れがとれない ・ひざ・股関節が痛い ・睡眠の質が下がる |
これらの不調が出ているのに無理にウォーキングを続けた場合、「逆効果」になってしまうかもしれません。
疲労が残る日はしっかり休むことが、ケガの予防にもつながります。
無理せず、自分の体の様子を見ながらウォーキング時間や強度を調整してみてください。
効果が高まる!ウォーキングの正しいやり方
「せっかく歩くなら、もっと効果的にしたい!」という方は、こちらの記事もおすすめです。
▶︎参考記事:効果がアップする!ウォーキングの正しいやり方について解説
姿勢や歩き方のポイントを知っているだけで、同じ時間でも効果がグッと変わりますよ!
まとめ|ウォーキングまずは気軽に始めてみましょう!
ウォーキングは、特別な準備をしなくても始められる、続けやすい健康習慣です。
目標歩数の目安はありますが、数字にこだわりすぎず、自分のペースで続けることがいちばん大切です。短い時間でも体はしっかり応えてくれます。
調子の良い日は少し遠回りをして、疲れた日はお休みしても大丈夫。小さな一歩の積み重ねが、心と体の変化へとつながっていきます。
無理なくできる範囲で、今日からウォーキングを取り入れてみませんか?