冬に洗濯物が乾かない原因とすぐできる対策|部屋干しのコツも解説!

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午前中に洗濯物を干して、夕方取り込もうとしたらまだ生乾き…。

そんな「冬の洗濯あるある」に悩む方は多いのではないでしょうか。

冬に洗濯物が乾かないのは、もちろん気温が低いことが大きな原因です。

ただその一方で、「冬は空気が乾燥しているのに、どうして洗濯物は乾きにくいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

この記事では、冬に洗濯物が乾きにくくなる理由をわかりやすく紹介し、

今日からできる対策や、部屋干しでもしっかり乾かすためのコツを解説します。

洗濯ストレスを少しでも減らしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!

冬に洗濯物が乾かない原因とは?仕組みをわかりやすく解説

洗濯物は、衣類に含まれた水分が空気中に蒸発していくことで乾きます。

実は、空気は温度が低くなるほど、”空気中に取り込める水分量が減る”という性質があります。

冬の冷たい空気は水分を蓄えられる量が少ないため、洗濯物から出た水分を十分に受け取れず、乾くスピードが遅くなってしまうのです。

 

さらに、冬は寒いので窓を閉め切る時間が長くなりがち。

そのため空気の流れが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。

こうした環境が重なることが、洗濯物が乾きにくくなる原因なんです。

だからこそ冬は、

「空気を動かす」「湿気を逃がす」「干し方を工夫する」 といったひと工夫が効果的になります。

すぐできる!冬の洗濯物の「洗濯の仕方」と「干し方」のコツ!

乾きにくい冬こそ、洗い方や干し方を見直すだけで乾燥スピードがグッと変わります。

今日から試せる簡単なコツをご紹介します。

冬でも乾きやすくする「洗濯の仕方」のコツ

洗濯するときは、次の3つのポイントを意識してみましょう!

◆1度に洗う量は少なめにする

洗濯物が多すぎると脱水が不十分になり、水分を多く含んだまま干すことになってしまいます。

冬はいつもより“少なめの量”を意識すると、乾きやすさが変わります。

◆ 脱水時間はきもち長めに

冬は気温が低い分、脱水をしっかりすることが重要です。

いつもより1〜2分長く設定するだけでも効果がありますよ。

◆ におい対策には「部屋干し用洗剤」が便利

冬は生乾き時間が長くなるため、雑菌が繁殖しやすくなります。

部屋干し用の洗剤なら、においの発生を抑えやすくおすすめです。

冬でも乾きやすくする「干し方」のコツ

① 扇風機・サーキュレーターで”空気を動かす”【いちばん大事!】

洗濯物を乾かすうえで最も大事なのは空気の流れ。

扇風機やサーキュレーターを弱めに回しておくだけで、乾くスピードが大幅にアップします。

風は“直接当てる”というより、洗濯物の周りの空気を動かすイメージです。

 

②裏返して・間隔を空けて干す

厚手の洋服やデニムは、表面はある程度乾いていても、ポケットの内側などに水分が残りやすいのが特徴です。

裏返して干すと、内側に風が当たりやすくなり、乾くまでの時間を短くできます。

また、タオルや衣類同士がくっついていると、そこに湿気がこもり、乾きにくい条件がそろってしまいます。

手のひら1枚分くらい少し余裕をもって間隔をあけて干すだけで、風の通り道ができて乾きやすくなりますよ。

 

③ 部屋干しする場所を工夫する

同じ部屋の中でも、どこに干すかによって乾き方が大きく変わります。

まず、窓際や壁際は避けるのがポイント。

なんとなく窓際や壁際に干しがちかもしれませんが、

冬の窓際は外気の影響でひんやりしているうえ、空気があまり動きません。

その結果、洗濯物から出た湿気がその場にとどまりやすく、乾きにくさにつながります。

乾きやすさを重視するなら、部屋の真ん中がおすすめ。

真ん中の方が空気の通り道になり、循環もするので乾燥スピードは大きく変わります。

 

④除湿機や暖房をうまく活用する

冬の部屋干しで頼りになるのが、除湿機や暖房です。

とくに除湿機は、洗濯物から出た湿気をぐんぐん吸い取ってくれるので、乾燥時間を大幅に短縮できます。

ポイントは「洗濯物の近くに置く」こと。

除湿機の吸気口に湿気が入りやすくなるので、効率よく湿度を下げることができます。

(※ただし、洗濯物に風が直接当たる機種の場合は、少し離れた場所のほうが均一に乾きやすくなります。)

また、暖房も冬の部屋干しにはとても効果的です。

空気が暖かくなると、空気が取り込める水分量が増えるため、結果的に洗濯物から水分が抜けやすくなります。

暖房をつけているときだけ洗濯物を近い場所に移動させるだけでも、乾き具合がグッと変わります。

部屋干しの”カビ対策”も忘れずに!

冬は窓を閉め切る時間が長くなるので、どうしても部屋の湿気がこもりやすくなります。

そのままの状態が続くと、窓まわりや壁、カーテンなどにカビが発生しやすくなるため注意が必要です。

 ・洗濯物を干すときは、できる範囲で換気をする

 ・結露が出た日はこまめにふき取る

 ・毎回同じ場所に干し続けない(湿気がたまりやすいため)

 ・和室で干すのはなるべく避ける(畳が湿気を吸い込みやすいため)

部屋干しするときは、上記のポイントを意識しましょう。

まとめ|冬でも洗濯物を早く乾かすためのポイント

冬に洗濯物が乾きにくいのは、冷たい空気は水分を取り込みにくいという性質があるためです。

ただ、ちょっとした工夫をプラスするだけで、乾きにくさはしっかり改善できます。

 ・空気を循環させる

 ・湿気をこもらせない

 ・洗い方や干し方を少し工夫する

この3つを意識するだけで、冬の洗濯ストレスはぐっと軽くなります。

「今日やれること」から、ぜひ試してみてくださいね!