フルタイムパートって?短時間パートとの違いを解説

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短時間だけでなく、たくさん働いて収入を増やしたいと思っている方の中で、

「フルタイムパート」という働き方が気になっている方もいらっしゃると思います。

今回は、フルタイムパートを検討されている方に向けて、そもそもフルタイムパートとはどんな働き方なのかや

、短時間パートとの違いについて解説していきます。

フルタイムパートとは

フルタイムパートとは、勤務先で定められた正規の労働時間と同じ時間で働くパートスタッフのことです。

たとえば、正規の労働時間が「8:30~17:30」と定められていれば、その時間帯はフルで働くことになります。

一般的には「1日8時間で週5日勤務」という条件が多く見られますが、勤務時間や勤務日数は会社によって違います。

短時間パートや正社員との違い

フルタイムパートという働き方を理解するために、短時間パートと正社員それぞれの違いについて見ていきましょう。

短時間パートとの違い

フルタイムパートと短時間パートの一番の違いは労働時間です。

フルタイムパートは正社員と同じような労働時間で働くのに対し、

短時間パートは1日4時間で週3日勤務など、フルタイムより短い時間で働きます。

短時間パートは労働時間が少ない分、フルタイムパートと比べて稼げる金額は少なくなります。

しかし、希望の時間帯で働けるので仕事とプライベートのバランスが取りやすいことがメリットです。

正社員との違い

「フルタイムで働くなら正社員と変わらないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「フルタイム=正社員」ではありません。

雇用期間の定めや給与形態などさまざまな違いがあります。

フルタイムパートの給与形態は時給または日給なので、休みが多くなると当然ですが収入は減ってしまいます。

また仕事内容についても大きな違いがあり、責任が重く、より重要度の高い業務は正社員に任されることがほとんどです。

給与や福利厚生を考えると正社員の方が待遇がいい場合が多いのですが、責任の重い仕事を任される精神的ストレスは抱えやすくなるでしょう。

 

フルタイムパートのメリット

フルタイムパートという働き方が自分に合っているかどうかを判断するためには、メリット・デメリットについてしっかり把握しておくことが大切です。

まずはメリットから見ていきましょう。

①短時間パートよりも収入が多くなる

フルタイムパートは短時間パートよりも労働時間が長いので、その分収入が多くなります。

ただし、フルタイムで働いた場合、ほぼ確実に社会保険に加入することになるので、収入から税金や社会保険料が引かれます。

それをふまえると、手取り額を増やしたいなら年収150万円以上を目指しましょう。

②正社員よりも仕事とプライベートの両立がしやすい

正社員と同じ労働時間働くとしても「パート雇用」である大きなメリットは、仕事とプライベートの両立がしやすいことです。

正社員は責任ある重要な仕事を任されることが多く、精神的負担が多いことに加え、

緊急対応のための時間外労働なども出てくる可能性があります。

業種によってはノルマが課せられたり、転勤を伴ったりすることもあるかもしれません。

対してフルタイムパートは、正社員ほど仕事の精神的負担は多くなく、時間外労働も少ない傾向にあります。

そのため、子育てや介護などでプライベートの時間も大事にしたいという方にとって両立しやすいのです。

③短時間パートよりも良い待遇が受けられる

フルタイムパートで働くと、短時間パートで働くよりも取得できる有給休暇が多くなります。

また、社会保険に加入することになるので、ケガや病気で仕事を休んだ時に傷病手当がもらえたり、

会社によっては正社員に近い福利厚生を利用できたりすることもあります。

④将来もらえる年金額が増える

会社で加入する社会保険には、厚生年金保険も含まれています。

厚生年金保険に加入している期間が長ければ長いほど、将来もらえる年金額が増えます。

保険料が収入から引かれて手取り額が減ったとしても、社会保険に加入することによって得られるメリットもあるという視点は持っておきましょう。

フルタイムパートのデメリット

①扶養から外れることになる

フルタイムパートとして働くと、扶養の条件である「年収の壁(年収103万~130万)」を越え、扶養から外れます。

扶養から外れると、税金や社会保険料を自分で払うことになるため手取り額が減ります。

また、配偶者が家族手当などの会社の福利厚生を利用している場合、扶養から外れることでもらえなくなる場合もあるので注意しましょう。

②年収によっては手取り額が減り「働き損」と感じる場合も

繰り返し伝えていますが、フルタイムで働くと税金や社会保険料が給与から引かれます。

そのため年収によっては扶養の範囲内で働いたときより手取り額が減ってしまい、「働き損」と感じてしまう場合もあります。

社会保険に加入することで得られるメリットはあるとはいえ、せっかくフルタイムで働くなら手取り額を増やしたい方がほとんどではないでしょうか。

働き損にならないようにするためには、おおよその年収と手取り額について事前に確認し、その条件を満たす働き方をする必要があります。

③長時間働く体力が必要

フルタイムパートになると、1日7時間~8時間の勤務時間で週5日働くことになり、体力的な負担が増えます。

とくに短時間パートをしていた方や、久しぶりに仕事に復帰する方は、長時間労働に慣れていないので最初はかなり疲れます。

もちろん、だんだん身体は慣れていくので心配しすぎる必要はないのですが、ある程度の体力が求められることは理解しておきましょう。

まとめ

フルタイムパートは、正社員ほど責任の重い仕事は避けたいけれど、短時間パートよりも稼ぎたいという方におすすめの働き方です。

フルタイムパートに興味がある方は、メリット・デメリットをしっかり把握し、それを踏まえた上で自分に合っているかどうか判断していきましょう。

また、気になる求人があれば、具体的な仕事内容や予想年収、手取り額などについて企業に問い合わせて確認することをおすすめします。