「もう60歳を過ぎたけど、まだまだ働きたい!」
「パートに定年はあるのかな?」
健康で元気なシニア世代が増えている現代。上記のような思いを持つシニア世代の方も多いのではないでしょうか。
実は、パート勤務には法律で定められた定年がないんです!
本記事では「パートに定年はあるのか?」について詳しく解説していきます。
シニア世代が働くメリットもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
パート勤務の定年があるかは会社の就業規則による
パートタイム労働に関する法律では、定年の定めはありません。つまり、法律上は何歳になってもパートとして働き続けることができるんです。
ただし、実際は企業によってパートタイマー用の就業規則が決められています。正社員と同じ定年年齢(60歳か65歳)をパート社員にも適用しているケースが多いようです。
パートタイマー用の就業規則に定年年齢が書かれていない場合は「定年はない」ということになります。
また最近の傾向として、パートの定年年齢を65歳から70歳に引き上げる企業も増えています。
企業側にとっても、公私ともに豊富な経験を持つシニア世代のスタッフは貴重な戦力となります。
そのため、70歳はもちろん、それ以上の年齢でも働ける環境を整備する企業が今後さらに増えていくことが予想されます。
年齢を重ねても、自分の能力や経験を活かせる場所が増えてきているということですね!
実際、シニア世代は何歳まで働きたいと思っている?
では、シニア世代のみなさんは実際どのくらいまで働きたいと考えているのでしょうか?
内閣府の調査によると、以下のようなデータがあります。
【何歳まで収入を伴う仕事をしたいか】
・65歳くらいまで:25.6%
・70歳~75歳くらいまで:33.6%
・80歳くらいまで:4.8%
・働けるうちはいつまでも:20.8%
上記のデータを見ると、多くの方が年齢に関係なく、いきいきと働き続けたいと考えていることが分かります。
参考:内閣府の「高齢者の経済・生活環境に関する調査」令和元年
シニア世代が働くメリット
シニア世代が働くメリットはたくさんありますが、主に以下の4つが挙げられます。
①経済的な安定
年金だけでなく、働いて得る収入があれば、より豊かな生活を送ることができます。趣味や旅行にお金を使える余裕が生まれるかもしれません。
②健康維持
仕事をすることで、体を動かし、頭を使う機会が増えます。認知症予防にもつながります。
③生きがいづくり
仕事を通じて社会や人とのつながりを感じることができます。「まだまだ社会の役に立てる」という実感は、人生の喜びや生きがいにつながります。
④社会とのつながり・新しい出会い
職場での新しい人間関係は、生活に刺激を与えてくれます。様々な世代との交流もあり、新しい視点や考え方に触れることもできますよ。
まとめ
いかがでしたか?パートに法律上の年齢制限はなく、多くの企業がシニア世代の力を必要としています。そして何より、働くことには多くのメリットがあります。
年齢は単なる数字に過ぎません。「まだまだ働きたい!」そう思ったなら、ぜひ新しい一歩を踏み出してみてください。
きっと、自分の希望に合った職場がどこかで待っているはずです。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。