近年は健康志向が高まっていることもあり、ウォーキングは身体への負担が少なく始められるということでシニア世代の方々から人気を集めています。
生活習慣病の予防やダイエット、ストレス発散など、ウォーキングで得られる効果にはさまざまなものがありますが、正しいやり方について知っておくことで、その効果をさらに高めることができます。
せっかくウォーキングをするなら、正しいやり方を押さえてたくさんの効果を得たいですよね。
今回は、健康効果がアップするウォーキングの正しいやり方について解説します。
効果を高める正しいウォーキングのやり方
①正しい姿勢・歩き方を意識する
ウォーキングの効果を高めるには、正しい姿勢・歩き方を意識することが大切です。姿勢や歩き方が崩れていると、身体に負荷を与えてしまい、足腰を傷めてしまう原因となるからです。
意識するといいいポイントには下記があります。
- ・背筋を伸ばし胸を張る
- ・目線は真っすぐ15m先を見るようにする
- ・肘は90度に曲げ、しっかりと後ろまで腕を振る
- ・着地はかかとで行い、足の指を使って地面を蹴りだすように踏み出す
- ・歩幅はいつもより大股で歩く
ただし、足腰が悪い場合はこのような姿勢・歩き方が難しい場合があります。無理をせず、不安であればかかりつけ医に相談してみるのもおすすめです。
②自分に合った無理のない目標設定をする
ウォーキングの効果は継続することによって高まります。自分の体力や体調に合わせた無理のない目標設定が大切です。
そして、ウォーキングは歩けば歩いただけ健康になるという訳ではありません。過度に歩きすぎると逆効果になってしまうこともあるのです。
また、無理な設定をしたことでウォーキングをすることがストレスになってしまうということもあるでしょう。
自分の身体の状態やライフスタイルに合わせ、「2日に1回、朝30分歩こう」などその日の自分の体調や体力に合わせた目標を立ててみましょう。
③意識して「早歩き」を取り入れる
ゆっくり自分のペースで歩くことももちろんいいのですが、慣れてきてより効果を高めたいなら「早歩き」を意識してみましょう。
早歩きはランニングと同等程度の脂肪燃焼効果、筋力アップの効果がありながら、ランニングより身体への負荷が少ないということで、健康効果が高いのです。
歩幅をいつもより大きくし、腕を振って少しスピードを上げて歩きます。強度としてはややきつさを感じ、軽く息が弾み汗ばむ程度を目安に、30分の内5分でも10分でもいいので早歩きを取り入れてみましょう。
④ウォーキングする時間は朝か夕方
ウォーキングは取り組む時間によって得られる効果が変化します。中でも効果的だと言われているのが、朝か夕方です。
朝に行えば代謝が上がり、その日1日のエネルギー消費量がアップしますし、朝日を浴びることでセロトニンという「幸せホルモン」が活性化します。セロトニンが活性化すると、脳が覚醒し、不安や抑うつ気分が解消されて前向きな気持ちになり、気持ち良く1日がスタートができるでしょう。
夕方は、日中に身体を動かし筋肉がほぐれた状態なので、しっかり身体を動かすことができます。さらに、適度な疲労感を得られることで夜ぐっすりと眠れるようになり不眠も解消できます。
まとめ|
誰でも気軽に始められるウォーキングですが、一番大事なことは継続することです。
今回ご紹介した内容を実践することで、得られる健康効果がさらに高まり、身体の変化を実感できるでしょう。
変化が実感できるとモチベーションが上がり「これからも継続しよう!」というやる気に繋がります。
継続への第一歩として、ぜひウォーキングの際の参考にしてくださいね。