病院清掃は病院内を清潔な環境に維持するために欠かせないお仕事。
幅広い世代の方が活躍できるお仕事ですが、中には、
「気になっているけど、自分に向いているのかな……?」
と思われている方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、病院清掃のメリット・デメリットについてご紹介し、
そこからどんな人が向いているか?について紐解いていきます。
病院清掃のメリットは?
まずは病院清掃のメリットから解説します。
未経験から始められ、長く続けやすい
病院清掃のお仕事は、入社後に研修でイチからスキルをつけていくことがほとんどなので、特別な資格やスキルがなくても安心して始められます。
そして、健康で元気であれば年齢制限なく応募できる求人も多く、長期で働くことが可能です。
感謝の言葉を直接もらえる
病院で清掃をしていると、患者さんや医療従事者の方から
「いつもキレイにしてくれてありがとう」と直接声をかけてくださることがあり、これは病院清掃の大きな魅力といえます。
オフィスビルやホテルの清掃に比べると、病院清掃はお客様との距離がとても近いのです。
直接感謝の言葉をもらえるととても嬉しい気持ちになり、それがやりがいになっているというスタッフさんも多いです。
仕事が適度な運動になる
清掃の仕事全般にいえるのですが、基本的には作業中は動きっぱなしです。
とくに大きな病院の外来清掃の場合は、床のモップがけで広い廊下や待合室を何往復もします。
大変そうと思うかもしれませんが、
「足腰が強くなった」「運動不足が解消できた」「痩せた」など、スタッフの方からポジティブな意見を聞くことも多いのです。
歩くことは健康にも繋がりますし、仕事をしながら運動ができるということは大きなメリットといえるでしょう。
お掃除スキルや衛生管理の知識が身につく
仕事を通して効率のいい清掃方法や汚れの溜まりやすい場所など、さまざまなスキルや知識を学びます。
また、衛生管理の視点も求められるため、消毒方法や清潔さを保つための知識なども身に付きます。
どちらもお家で実践できることがほとんどなので家のお掃除のレベルアップに繋がります。
病院清掃のデメリットは?
つづいて、病院清掃のデメリットについて解説します。
ある程度の体力が必要
仕事を通して適度な運動ができるというメリットがある一方で、ある程度の体力が必要という側面もあります。
休憩はもちろんありますが、短くても2時間、長ければ6時間以上、勤務時間はほとんど動きっぱなしです。
しかし、最初は自信のなかった方でも、仕事を続けていく中でだんだん体力がついてきて結果的によかった、という方もいらっしゃいます。
体力に自信のない方は短時間勤務から始めてみるといいかもしれませんね。
病院ならではの緊張感がある
病院では毎日いろいろなことが起こります。
患者さんの状態が急変したり、新たな重症患者さんへの対処に追われたり。
清掃スタッフは、医療行為の妨げにならないように常に周りの状況を把握して動くことが求められます。
そういう意味で、病院清掃はホテルやオフィスとは違う病院ならではの緊張感があるといえます。
基本的には同じ作業の繰り返し
清掃の仕事は手順や清掃場所が決められており、基本的には日々同じ作業の繰り返しです。
やることもシンプルな軽作業がほとんどで、単調で苦痛と感じる方もいるかもしれません。
病院清掃に向いている人は?
ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて、病院清掃に向いている人の特徴を5つにまとめてみました。
<向いている人の特徴>
- 未経験OKで長く働ける仕事を始めたい
- 身体を動かすことが好き
- 同じ作業の繰り返しが苦痛ではない
- 直接感謝の気持ちをもらえることでやりがいを感じる
- 病院で働くことに抵抗がない
全てあてはまっている必要はありません。ひとつでも当てはまっていれば、求人に問い合わせて詳細を聞いてみる価値はあります。現場見学をお願いしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
仕事を選ぶときに「自分に向いているかな?」と不安に思ったときは、
その仕事のメリット・デメリットどちらも理解しておくことが大切です。
とくにデメリットを事前に把握しておけば「こんなはずじゃなかった……」
という仕事のミスマッチを防げます。
病院清掃が気になっている方、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。