日本の平均寿命が延び、人生100年時代といわれる現代、
「年を重ねても、元気でいきいきと充実した人生を送りたい」と誰しもが思うのではないでしょうか。
実際、今の60~70代の方は20年前と比べると健康で元気な方が多く、定年後もいろいろな分野で活躍する方がたくさんいます。
最近はそのようなシニア世代を表す「アクティブシニア」という言葉が注目されています。
今回は、アクティブシニアとは何か・その特徴などについて紹介します。
アクティブシニアとは
アクティブシニアとは、
「定年退職後や還暦後でも、仕事や趣味などさまざまなことに意欲的で、健康意識が高い元気で活発なシニア」のことです。
年齢ははっきりと定義されていませんが、おおよそ65歳~75歳の「前期高齢者」といわれる世代を指すことが多いようです。
ひと昔前までは「定年後はもう年だし、家でのんびり暮らしていこう」という価値観の方もおられました。
しかし最近では、定年退職後や還暦後の暮らしを前向きにとらえ、
「いろいろなことにチャレンジして元気で楽しいセカンドライフを過ごしたい」と思っている方が多くなってきているのです。
アクティブシニアはこんな人!特徴を紹介
いつまでも元気でアクティブに過ごしているアクティブシニアの方は、次のような特徴をもっています。
- ・趣味やボランティアなどさまざまな活動をしている
- ・仕事を続けている
- ・運動や食事など健康への意識が高い
- ・新しい価値観や情報を積極的に取り入れている
アクティブシニアの方は、興味があることには意欲的に取り組むので、
趣味やボランティア、仕事などさまざまな活動をしています。
また「健康寿命を延ばしていつまでも元気に過ごしたい」という思いが強く、健康に対する関心はとても高いです。
そのため食事に気をつけたり、適度な運動を取り入れたり、健康的なライフスタイルを送っています。
さらに、新しい価値観や情報に対する苦手意識も少なく、むしろ積極的に取り入れています。
若者世代よりも上手にSNS(インスタグラム、フェイスブック、エックスなど)を使いこなし、
最新情報をチェックしたり、趣味友達をたくさん作ったりしている方も多いですね。
このような積極的な姿勢が、生きがいや心と身体の健康に繋がり、
結果として健康寿命が延び、充実したセカンドライフに繋がっているのでしょう。
アクティブシニアであり続けるために心がけるといいこと
年を重ねても若々しく、前向きで元気に生きているアクティブシニアであり続けるためには、どんなことを心がけるといいのでしょうか。
ここからは、そのポイントについて3つピックアップして紹介します。
①趣味を楽しむ
アクティブシニアの方は、趣味を思い切り楽しんでいます。
楽器の演奏や英会話、登山、写真、旅行など、これまで関心はあったけど時間がなくてできていなかったことはありませんか?
興味があることに積極的に取り組み、自分に合った新しい趣味をつくってみましょう。
趣味は楽しいだけでなく、活動を通して友人ができたり、ストレス発散ができたり、スキルアップできたり、人生に多くの彩りを与えてくれます。
②仕事(セカンドキャリア)を楽しむ
「働ける限り働いて社会貢献したい」という気持ちから、年齢を気にせず仕事を続けている方は多いです。
仕事を通して人の役に立てたり、感謝されたり、社会貢献できているという実感を得ることができ、それが充実感や「生きがい」に繋がっていきます。
もちろんお給料ももらえるので、経済的に余裕がうまれるというメリットも。
「生涯現役でいたい」という方は、ぜひ自分にあう仕事を見つけてみてください。
③新しい価値観を受け入れる
アクティブシニアの方は新しい価値観や流行に苦手意識を持たず、受け入れる方が多いです。
価値観は時代が進むにごとに変化していきます。
最近は、昔は当たり前でなかった在宅ワークやオンラインでのコミュニケーションが当たり前の価値観になってきています。
そういった新しい変化を受け入れて積極的に取り入れることは、
脳の老化防止になりますし、結果的に自分の可能性を広げることにも繋がるのです。
まとめ
年齢を重ねても楽しくいきいきとした人生を送るためのヒントは、アクティブシニアの方々の特徴を紐解いていくことで見えてきますね。
大切なことは、年を重ねていくことに悲観的にならず、前向きな気持ちで楽しむこと。
理想のセカンドライフを送るために、今日からできることを始めてみましょう!