風邪・インフルエンザ予防につながる冬の乾燥対策!乾燥による悪影響と加湿の大切さを解説

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冬も本番、乾燥が気になる季節となりました。「朝起きたら乾燥で喉が痛い…」という経験がある方も多いのではないでしょうか?

のどの痛みだけでなく、「お肌がカサカサする」「目が疲れやすい」という声も良く聞きます。

冬場は風邪やインフルエンザが流行しやすい季節。実は、室内の乾燥対策をしっかり行うことで、感染症予防にも効果があるといわれています。

今回は、なぜ冬は乾燥しやすいのかや、お家で簡単に取り入れられる乾燥対策について解説します!

なぜ冬は乾燥しやすいの?

冬場の外気は非常に乾燥しています。これは、寒い空気は暖かい空気に比べて水分を含むことができないためです。

例えば、夏場の湿度は70~80%なのに対し、冬場は30%以下まで下がることもあります。

さらに暖房の使用で室内の空気が温められると、湿度がさらに下がってしまいます。また、寒さを防ぐために窓を閉め切りがちなことも室内の乾燥に拍車をかけてしまうのです。

乾燥が風邪やインフルエンザの原因になるといわれる理由

私たちの鼻やのどの粘膜には、ウイルスや細菌から体を守るバリア機能があります。

しかし、空気が乾燥すると粘膜が乾いてバリア機能が弱くなってしまうんです。

また、気温も湿度も低い乾燥した環境はウイルスの生存にとって好条件であり、増殖しやすいといわれています。

そして、乾燥しているとホコリと一緒にウイルスが空気中に舞いやすいという点も原因のひとつです。

加湿をして適度な湿度をたもつことが大切!

つまり、風邪やインフルエンザの原因となるウイルスから身を守るためには、部屋の加湿をして適度な湿度を保つことが大切だということです。

冬場の適度な湿度としては40%〜60%が望ましいといわれているので、室内に湿度計を置いて定期的に確認するといいでしょう。

簡単にできる部屋の乾燥対策5選

ここからは、室内を適度な湿度に保つためにできる、お手軽乾燥対策5選を紹介します。

①加湿器を使う

最も効果的な方法は加湿器を使うことです。加湿器には超音波式や気化式などがありますが、お部屋の広さに合わせて適切な加湿能力のものを選びましょう。

設置場所は、空気の循環を考えて部屋の中央付近か、暖房機器の近くがおすすめです。

②霧吹きを使って水を空間にスプレーする

朝・昼・晩の3回程度、霧吹きなどを使い、細かいミストを空中にスプレーする方法もあります。

ただし、家具や電化製品には直接かからないよう注意しましょう。

③濡れタオルや洗濯物を室内に干しておく

 洗濯物やタオルからの自然な蒸発を利用する方法も効果的です。

ただし、洗濯物の干しすぎは湿度が高くなりすぎることも。部屋の大きさに応じて適量を心がけ、必ず換気を行うようにしましょう。

④水の入ったコップを置く

暖房機器の近くに水の入ったコップを置くことで、自然な加湿効果を発揮できます。

水は毎日取り替え、清潔に保つことを忘れずに。金魚の水槽なども同様の効果があります。

⑤暖房器具はファンヒーターや石油ストーブを使う

エアコンに比べ、ファンヒーターや石油ストーブは加湿効果があります。特に石油ストーブは燃焼時に水蒸気が発生するため、自然な加湿が期待できます。

ただし、安全面には十分注意が必要です。

加湿しすぎにも注意!カビや結露の原因になる可能性

加湿は大切ですが、やりすぎは禁物です。というのも、湿度が70%を超えると、今度はカビや結露の原因となってしまうからです。

特に窓際や壁際は結露が発生しやすいため注意が必要です。加湿と併せて、1日2~3回の換気を行い、空気を入れ替えることも大切です。

まとめ|適度な湿度に保つために、部屋の加湿を意識しよう!

冬の乾燥対策は、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。

少しの工夫で乾燥対策はできるので、今回ご紹介した方法の中で取り入れやすいものからやってみてくださいね。

これからますます冬本番。今年の冬は、快適な室内環境で、風邪やインフルエンザを寄せ付けない、元気な毎日を過ごしましょう!