客室清掃は、ホテルの商品である「客室(お部屋)」をキレイにお掃除し、
お客様が快適に過ごせる空間を作る大切なお仕事。
清掃のお仕事の中でも仕事内容が特徴的なため、人によって向き不向きがあるお仕事でもあります。
本記事では、客室清掃のメリット・デメリットについてご紹介し、
そこからどんな人が向いているか?について紐解いていきます。
客室清掃のメリットは?
まずは、客室清掃のメリットから解説します。
働きやすい勤務時間の募集が多い
客室清掃は、お客様が退室された後に清掃に入り、次のお客様がチェックインするまでの時間に終わらせます。
そのため、勤務時間は9:00~15:00までや、8:30〜14:00までなどの時間帯の募集が多いです。
朝は早すぎず、夕方までに終わる勤務時間でとても働きやすいという魅力があります。
育児や家事と両立したい主婦の方や、ダブルワークをしたい方に人気です。
接客が少なく、もくもくと作業に没頭できる
基本的に誰もいない部屋の中を掃除するため、周りに気を遣いながらの作業は少なく、もくもくと自分の仕事に集中できます。
接客は少なく、お客様と廊下ですれ違ったときに挨拶をしたり、エレベーターで「お先にどうぞ」とお声がけしたりなどのちょっとした対応がほとんどです。
仕上がったときの達成感が絶大!
シーツがピンッと張ったベッド、キレイに並べられたアメニティ、髪の毛一つない床……。
ひとつひとつの作業を一人で丁寧にこなし、ピカピカの客室を作り上げたときの達成感は絶大!
この達成感が仕事の楽しさややりがいに繋がっている方もとても多いです。
客室清掃のデメリットは?
つづいて、客室清掃のデメリットについて解説します。
時間との勝負
客室清掃はその日に清掃に入る部屋数が割り当てられ、その部屋数を次のお客様がチェックインされるまでに終わらせなければなりません。
そのため、1部屋にかけられる時間は限られています。
時間通りに完了させるため、作業中は常に時間を気にしながら手際よく作業を進める必要があります。
慣れるまでは時間に追われるプレッシャーで大変だと感じる方も多いかもしれません。
体力を使う
清掃の仕事全般にいえることですが、基本的には動きっぱなしなのである程度の体力は必要です。
客室清掃はベッドメイクがあり、大きな重いベッドを動かして作業しなければなりません。
しかし最初は大変だと感じていた方でも、仕事を続けていく中で体力がついたり、
身体に負荷のかからない体制を覚えたりすることで、だんだん慣れていきます。
その結果、むしろ仕事をしながら適度な運動ができて良い、という方もいらっしゃいます。
求められる仕上がりレベルが高い
客室はホテルの大事な「商品」です。
髪の毛一本の取り残しやアメニティの補充漏れがお客様の不満に繋がり、ホテルの印象を悪くしてしまうこともあります。
そのため病院やオフィスと比べると求められる仕上がりレベルは高いです。
緊張感を持って丁寧に作業する分、美しく仕上がったときは大きな達成感を得ることができます。
客室清掃に向いている人は?
ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて、客室清掃に向いている人の特徴を6つにまとめてみました。
・日中の働きやすい時間で仕事を探している
・人見知りで接客が少ない仕事がしたい
・一人でもくもくと作業に集中したい
・身体を動かす仕事がしたい
・細かい作業が苦痛ではない
・達成感がある仕事がしたい
全て当てはまっている必要はありません。ひとつでも当てはまっていれば、求人に問い合わせて詳細を聞いてみる価値はあります。
現場見学をお願いしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
どんなお仕事でも良いところ・悪いところがあり、人によって向き不向きがあります。
自分に合った仕事を選ぶためには、その仕事のメリット・デメリットどちらも理解しておくことが大切。
客室清掃は時間制限や体力勝負な側面もありますが、その分達成感を得られ、体力も身につく魅力的なお仕事です。
客室清掃が気になっている方、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。