
日本では定年退職を65歳以上とする企業が増えたことや健康寿命が延びたことにより、
今や60代以上の方が働くことは当たり前の時代になりました。
実際、今の60代の方々は心身共に若くエネルギッシュで、まだまだ仕事で活躍できる方がたくさんいます。
そんなシニア世代の方が自分に合った仕事を見つけるためには、現役時代とは違った視点で自己分析をすることが大事。
今回は、仕事を始めたいシニア世代の方に向けて、自分に合った仕事選びのポイントについて紹介します。
シニア世代が自分に合った仕事を選ぶときのポイント
①「何のために仕事をするのか」を明確にしておく
現役時代は、生活費のため・子どものため・ローン返済のためといった、生活のために収入を得ることが仕事の主な目的である場合が多いです。
しかし、60代以降は子どもの独立、ローン完済、年金受給の開始など、
人それぞれライフスタイルの変化があり仕事に求めることも変わっていくはず。
「健康維持のため」や「社会との繋がりを持つため」といった経済的理由だけではない目的を持ち、
いきいきと仕事をされている方もたくさんいます。
自分に合った仕事を選ぶために、「何のために働くのか」ということを自分の中で明確にしておきましょう。
②どれだけお金を稼ぐ必要があるかを把握しておく
最低限、どれだけの収入が必要かを把握しておくことも大切です。
日々の生活に必要な金額はもちろん、突然の病気やケガのときに必要な備え、
年金受給を開始するタイミングなどもしっかり考えておきましょう。
それらを把握しておくと、「毎月5万円あれば生活費の補填ができるし趣味に使えるお小遣いも増えそうだな」
と具体的なイメージができます。
③過去の経験や実績にこだわりすぎない
「前の仕事でやっていたスキルや資格を活かしたい!」と、これまでの経験を次の仕事でも活かしたいと考える方は自然なことです。
実際、スキルや実績もある経験者は企業にとっても即戦力で、年齢関係なくいい待遇で採用されることもあります。
しかし、過去にとらわれすぎると就職活動に苦戦したり、自分の可能性を狭めたりする場合もあるので注意しましょう。
視野を広くして、幅広いジャンルから仕事を探していると、
思いがけず自分に合ったステキな仕事に出会えることもあります。
④「無理なく続けられるか?」をしっかり考える
長く働くためにも、自分の性格や体力に見合った仕事を選ぶことは重要なポイント。
新しいことにチャレンジしたいという気持ちはとても素晴らしいのですが、あまりにも自分の性格に合わない仕事だと続きません。
無理がつづくと、ストレスや疲れから体調不良やケガに繋がることもあります。
自分自身の性格、体力に見合っているかという視点は常に持っておきましょう。
とはいえ、実際に自分に合うかどうかは仕事場を見たり経験しないと分からないことも多いので、
興味ある求人があれば職場見学をお願いしてみるのもオススメです!
まとめ
シニア世代は多くの企業から求められており、活躍できる職場はどんどん増えてきています。
そんな中、60代以降も楽しくいきいきと働ける自分にあった職場を見つけるためには、自分の現状や人生設計を考えておくことが大切。
ぜひ今回の記事を参考にし、自分に合った仕事探しに積極的にチャレンジしていきましょう!