「食事の量が減っているはずなのに太る‥」
「炭水化物は取らないようにしているのに痩せない‥」
50代を迎えてから、そのように感じているかたもいらっしゃるかもしれません。
50代以降は、基礎代謝の低下や筋肉量の減少などといった体質の変化によって、若い頃と同じダイエット方法では痩せにくくなっています。
また、ダイエットには食生活の見直しが欠かせませんが、ただ食事の量を減らすのではなく、50代の大人世代の方の体質に合った正しい方法を取り入れることが大事です。
今回は「食事・生活習慣編」をテーマに取り上げ、50代の方が無理なくできるダイエット方法について紹介していきます。
ぜひ、前回の記事も合わせてご覧くださいね!
前回記事:50代からのダイエットで大切なこと|痩せにくくなる原因は?
前回記事:50代からの無理しないダイエット方法|運動編を紹介!
50代からの無理しないダイエット|食事・生活習慣編
ダイエットといえば「食事制限」というイメージがありますが、50代以降は過度な食事制限は向いていません。
もちろん過剰に食べすぎている場合は量を減らす必要があります。
しかし、食べる量が減っているはずなのに太ってしまうと感じている方が多いのではないでしょうか?
ここでは、食事制限以外に取り組むと良い50代からのダイエット方法【食事編】を解説します。
①食事の「食べ方」を見直す
「何を食べるか」も大事ですが、それと同じくらい「食べ方」を改善することもとても効果的です。
食べ方で特に注意するポイントは次の3つです。
・食べる順番は「野菜→肉か魚→ご飯かパン」
・よく噛んでゆっくり食べる
・寝る3時間前からは食べない
「食べる順番は野菜から」は、ダイエットをしたことがある人なら知っている方も多いでしょう。
なぜこの順番かというと、食物繊維の多い野菜から食べることで糖の吸収を穏やかにしてくれるからです。
しかし、野菜といってもじゃがいもやにんじん、カボチャなどは糖質も多い野菜であり、ご飯と同じと考えて最後に食べる方が良いということです。
また、食べる順番を気にしていても、よく噛まずに早食いをしてしまうと意味がありません。
食べ始めてから10分以上経ってから糖質(ご飯・パン)を食べられるよう、ゆっくりと噛むことを意識しましょう。
そして、就寝前の食事は太りやすい体質になりやすいです。夕食は寝る3時間前に済ませルようにしましょう。
②炭水化物を抜くのは逆効果
糖質制限の方法として、炭水化物抜きダイエットがありますが、50代以降の世代の方には逆効果になる場合が多いといわれています。
確かに、ご飯やパンを完全に抜くことによって一時的には痩せるかもしれません。
しかし、長期的に続けていくと、エネルギー不足となり身体が飢餓状態に陥り、
少ない食事からでも脂肪を溜めこもうとするのでますます太りやすい体質になる危険性があるのです。
炭水化物は抜くのではなく「量を控える」「白米を玄米に変える」などの工夫をした上で食べることをおすすめします。
③睡眠の質を上げる
意外かもしれませんが、睡眠はダイエットと深い関係があります。
50代以降は、人によっては「寝つきが悪くなった」「よく眠れていない気がする」という方もいらっしゃると思います。
実は、睡眠不足が太りやすい身体に繋がっているという可能性があるのです。
睡眠不足によるホルモンバランスの乱れによって、たくさん食べたくなる傾向があることが分かっています。
逆に良質な睡眠が取れていれば、食欲抑制ホルモンである「レプチン」が分泌されます。
またしっかり心身を休めることで、基礎代謝が上がり、やる気も湧きやすいので、ダイエットに欠かせない運動の継続にも繋がります。
まとめ
これまで3記事に渡って「50代からの無理しないダイエット方法」を解説しました。
50代からのダイエットは、体質の変化を理解した上で、運動・食事・生活習慣の3つの要素全てをバランスよく取り入れることが大切です。
心身ともに健康で、生涯現役で人生をイキイキと楽しんでいくために、ぜひ取り入れてみてくださいね!