50代以降の大人世代は、基礎代謝の低下や筋肉量の減少などといった体質の変化によって、痩せにくい年代といわれています。
前回の記事では、痩せにくくなる原因と50代からのダイエットで大切なポイントについて紹介しました。
今回は「じゃあ具体的にどんなダイエット方法がいいの?」という疑問にお答えしていきます。
50代以降のダイエット方法は、主に「運動」「食事」「生活習慣」の3つのテーマで分けられます。
健康的なダイエットを成功させるためには、これら3つ全てを意識することが大切です。
今回は、「運動編」について紹介します。
ぜひ、前回の記事と合わせてご覧くださいね!
【前回記事】50代からのダイエットで大切なこと|痩せにくくなる原因は?
50代からの無理しないダイエット|運動編
50代からのダイエットでは、運動を取り入れることは必要不可欠ですが、
自分の体力に合った無理のない方法から始めることが継続のポイント。
ここでは、これまで運動をする機会がなかった方でも取り組めるような方法を2つ紹介します。
①ジョギングより、ウォーキング
ジョギングとウォーキングはどちらも有酸素運動で脂肪燃焼効果があるため、ダイエット効果は抜群。
50代からのダイエットでは、ジョギングより圧倒的にウォーキングをおすすめします。
ジョギングの方がカロリー消費量は多く、筋力アップも期待できますが、
身体へ負荷がかかるため人によってはひざや腰を傷めてしまうことがあります。
一方ウォーキングは、身体への負荷が少なく、運動不足で筋力が落ちている方でも始めやすく、続けやすいのです。
50代からのダイエットは「無理せず継続できる」がテーマでもあるので、気軽にできるウォーキングが適しています。
その際ただ歩くのではなく、歩くときの姿勢やスピードを意識すると、得られる効果が各段にアップします。
次の記事でウォーキングの効果を最大限に引き出す方法を具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
【参考記事】健康効果がアップする!ウォーキングの正しいやり方について解説
②「ながら筋トレ」で筋力アップ
ウォーキングなどの有酸素運動と合わせて取り入れてほしいのが筋トレ。
筋トレをすると筋肉量が増えるため、基礎代謝がアップし、活動していないときでもエネルギー消費を促進させる効果があります。
さらに、筋肉量が増えるとウォーキングをしたときの脂肪燃焼効果も高まるので、とても相性がいいのです。
ですが、家事に仕事に何かと忙しい50代の方々は、筋トレのための時間をつくることが面倒になり、続かないという方も少なくありません。
そこでおすすめなのが「ながら筋トレ」です。
ながら筋トレは、日常生活の中で習慣となっている行動をしながらおこなう筋トレのこと。
例として、次のようなやり方があります。
- テレビを見ながら「ストレッチ」
- 歯磨きをしながら「つま先立ち」
- ドライヤーで髪の毛を乾かしながら「スクワット」
特に、歯磨きをする・髪の毛を乾かすなどのような、習慣で毎日必ずやっていることと組み合わせると継続しやすいのでオススメです。
ながら筋トレをすることに慣れてくると、「やらないと落ち着かない」という気持ちが芽生えてきます。
その気持ちが出てきたら、習慣化に成功したといえますね!
ただし、筋トレもやりすぎは逆効果ですし、ケガに繋がることもあるため、自分の今の身体の状態にあったものを選び、無理のない回数で実施することが大切です。
まとめ
今回は、50代からの無理しないダイエット方法|運動編をご紹介しました。
運動が苦手な方でも手軽に取り入れやすいものを2つピックアップして紹介しましたが、
ご自身の体力・足腰の状態に合わせ、無理のない範囲のものを選択してください。
普段から運動していて体力に自信がある方であれば、ジョギングや負荷のかかる筋トレもいいでしょう。
逆に体力がなく足腰に不安がある方であれば、ぜひウォーキングから始めてみてください!
自分が「気持ちいいな」と感じるレベルの運動を、ぜひ習慣にしてみてくださいね。