病院は、オフィスビルやホテルなど色々な種類の建物の中でも、もっとも清潔で衛生的な環境がもとめられる場所。
そのため病院清掃では、衛生管理と感染対策のルールに基づいた清掃方法を徹底しておこなう必要があり、まさにプロの仕事といえます。
そんな病院清掃のプロも実践しているお掃除のポイントは、家庭でも活かせるものがたくさんあるんです!
今回は、プロから聞いた、おウチでも活かせる病院清掃のポイントについて紹介します。
これらを実践することで、家庭の清潔レベルが上がり、感染対策にも繋がります。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
おウチで活用できる病院清掃の3つのポイント
①トイレ掃除は便器からはNG
病院清掃の鉄則は、「キレイな場所→汚れた場所」の順番に清掃すること。
トイレ清掃のときに、真っ先に便器を掃除していませんか?
便器は尿や便の汚れが直接ついており、汚れや菌の温床です。
一番汚れた場所から清掃してしまうと、手や清掃道具を介して汚れや雑菌を広げてしまう可能性があります。
清掃道具を変えたり、手をこまめに洗っているなら問題ないのですが、それでは効率が悪くなってしまいますよね。
最初に洗面台や壁、棚の上など比較的キレイな場所から始め、便器や床は最後に清掃するようにしましょう。
また、汚れた場所を拭いたらタオルや使い捨てクロスの面を変える、取り替えることも汚染を拡げないために大事なポイントです。
②タオルやモップは「一方向拭き」
タオルで棚やテーブルを拭くとき、モップで床を拭くとき、どちらも意識してほしいのが「一方向拭き」です。
方向を行ったり来たりさせてしまうと、せっかく拭きとったホコリや雑菌をまた置いてくることになってしまうからです。
タオルやモップを使うときは、S字を書くようにUターンさせ、進行方向が常に一定になるように意識しましょう。
壁や棚の上を拭くときは、「奥から手前」または「上から下」の一方向で丁寧に拭き上げましょう。
③仕上げに除菌拭き
清掃の最後に除菌剤をつけたタオルで、ドアノブ、手すり、蛇口などといった「よく手の触れる部分」を除菌拭きします。
このときもタオルは行ったり来たり往復させず、除菌剤をサッと塗りつけるイメージで「一方向拭き」を意識することが大切!
感染は「手」から拡がったりもらったりすることがほとんど。
家族全員が触れるドアノブや蛇口などは、目に見えないウイルスや菌がたくさん付いています。
「目に見えない汚れ」を取り除くことは病院清掃の大切なポイントで、家庭でも意識して取り入れることで、
家庭内の感染リスクを下げることができます。
また、除菌するタイミングは「お掃除の仕上げに」おこなうということも重要。
最初にホコリや汚れを取り除かないと、除菌剤の効果が半減してしまうからです。
除菌拭きは、清掃で一通りの汚れを取り除いた最後に実施しましょう。
まとめ
今回は、おウチでも活かせる病院清掃のポイントについて紹介しました。
どれもちょっとしたことではありますが、病院清掃の現場では鉄則であり、清掃のレベルを上げる大切なポイント。
家庭でもすぐに取り入れることができ、感染リスク低下にも繋がります。
ぜひ取り入れてみてください!