「清掃の仕事は覚えることが少なそうだけれど、実際どうなのか知りたい」
「どんなことを覚える必要があるんだろう?」
清掃のお仕事が気になっている方の中で、上記のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
清掃の仕事は、販売や飲食店などの接客の仕事と比べると、比較的覚えることは少ないといえます。
とはいえ、プロの清掃スタッフとしてお仕事を進める上で、覚えなければならないことはいくつかあります。
本記事では、清掃の仕事においてどんなことを覚える必要があるのか?を解説します。
これから清掃のお仕事を始めようと思っている方は、事前に知っておくと仕事のイメージがつきやすくなると思うので、ぜひご覧ください。
清掃の仕事で主に覚えること4つ
清掃の仕事を始めたら、まず覚える必要がある4つのことを解説します。
ホテルの客室清掃、病院清掃、オフィスビル清掃など、現場の特徴によって多少違いはありますが、ここでは全ての現場で当てはまる内容についてお伝えします。
①作業の手順
作業手順は、清掃の仕事で覚えることの中でも一番重要といってもいいかもしれません。
清掃の仕事では、トイレ清掃の手順やモップのかけ方の手順などが決められています。
トイレ清掃であれば「便器内を洗う→便器を拭き上げる→床を拭く→トイレットペーパーの補充」などです。
全ての手順は、「効率的かつ抜け漏れなく、キレイな仕上がりになるように」決められた手順です。決められた手順を守ることで、誰がやっても高品質に、そして効率的な仕上がりをお客さまに提供することができます。
お掃除のプロとしてキレイに仕上げるためにも、作業手順を覚える必要があります。
②清掃に入る時間・場所と作業経路
勤務時間の中で、どの時間にどこに清掃に入るかが決められており、その清掃箇所と作業経路を覚える必要があります。これを「作業工程(さぎょうこうてい)」といいます。
例えば介護施設の清掃であれば、「8時から玄関清掃→トイレ清掃→食堂清掃→10時から部屋清掃…」というようなイメージです。
作業工程は、効率良く回るという視点だけでなく、お客様さまの事情を考慮して組まれている場合も多いので、しっかり守る必要があります。
ただし、作業工程はシート(紙)にまとめてある場合が多く、仕事中はその作業工程シートを確認しながら進める現場がほとんどです。
最初から完璧に作業場所・作業経路を覚える必要はないので安心してくださいね。
③清掃場所ごとの作業内容
清掃に入る場所ごとの作業内容を覚える必要があります。
作業に入る場所によって、どこまで清掃するかが変わることがあるからです。
例えば、ゴミを回収する部屋と回収しなくていい部屋があったり、床の清掃は2日に1回でいい場所があったり、お客さまとの契約内容によって作業内容が変わる場所があります。
ホテルの客室清掃であれば、通常の清掃と連泊されているお部屋の作業内容や注意点は変わります。
こちらも現場ごとのマニュアルにまとめられていることが多いので、マニュアルを確認しながら覚えていくといいでしょう。
④仕事の準備と片付けの仕方
清掃で使用するタオルやモップ、洗剤の準備や後片付けの仕方を覚える必要があります。
準備では、清掃カートに必要なタオルやモップ、補充用のトイレットペーパーなどを載せて準備をします。
片づけでは、使用したタオルやモップを洗濯場に持っていく(または自分たちで洗濯機にかける)、少なくなった洗剤を補充しておくなどがあります。
清掃の仕事を覚えるまでの期間の目安
清掃の仕事に限らず、どんな仕事を始めるにしても、新しい環境に行けば覚えることはあります。
ですが、「覚えられなかったらどうしよう…」と必要以上に不安にならなくても大丈夫。
なぜなら、出勤日数を重ね、作業を繰り返し反復することによって、だんだんと身体が覚えていくからです。
目安として、おおよそ2週間〜1ヵ月程度かけて覚えることを目標にしていくといいでしょう。
メモを取る、先輩の作業をよく観察するなど、自分に合った覚え方を取り入れるのも早く覚えるコツです。
まとめ
今回は、清掃の仕事で覚える必要があることについて解説しました。
清掃の仕事は一見シンプルな作業に見えますが、プロの仕事をする上で押さえておくべき手順やルールがあります。
しかし、現場にマニュアルが準備されているところもありますし、最初は先輩について教わる場合が多いです。
焦らず、分からないことは確認しながら出勤日数を重ねていくことで、だんだんと身についていきます。
作業内容や研修制度があるのかなどが気になる場合は、応募先の企業に聞いてみてもいいかもしれません。
清掃の仕事が気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね!