60代で再就職に活かせる資格5選|定年後もキャリアを築ける資格を紹介

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人生100年時代といわれる現代。

60代をすぎても健康で元気な方は多く、「定年後も働ける限り働いて、生涯現役でいたい!」という方が増えています。

定年後も安定して働ける仕事ができれば、年金だけに頼らない収入源ができますし、仕事を通して社会的なつながりも増え、人生を充実させることができます。

そのためには定年後も長く働ける職場に再就職する必要がありますが、そこで活かせるのが「資格」です。

今回は「再就職に活かせる」「定年後のキャリアを築く」という視点で、60代で目指せるおすすめの資格5選を紹介します!

60代で再就職に活かせる資格を選ぶポイント

60代からでも目指せる資格はたくさんありますが、どんな資格を取るかは下記のポイントを意識して選択しましょう。

【資格を選ぶポイント】

  • 長く働け、定年がない仕事につけるか
  • 体力的な負担が少ない仕事につけるか
  • 興味や関心を持ち続けられる分野か
  • これまでの社会経験が活かせるか

まず押さえておきたいのは、その資格を取ることで年齢関係なく長く活躍できる仕事に就けるのか、体力的な負担が少ない仕事ができるかという点です。

また、資格取得するには一定期間勉強を継続する必要があるので、自分が興味や関心のある分野を選ぶと挫折しにくいです。

さらに、これまでの社会経験が活かせる資格であれば、勉強へのハードルが下がりますし、即戦力として企業にアピールすることができます。

60代で再就職に活かせる資格5選

それでは、60代で再就職に活かせる資格5選を紹介します。

資格取得の難易度はそれぞれ違いますが、資格選びの参考にしてください。

①宅地建物取引主任者

不動産取引の専門家をしめす国家資格で、通称「宅建(たくけん)」とも呼ばれています。

土地や建物などの不動産売買や賃貸契約の重要事項の説明などをおこないます。

資格の合格率は高くても17%程度といわれ、決して簡単な資格とはいえません。

しかし不動産取引をおこなう事業所には、かならず宅地建物取引主任者を配置しなければならないルールがあり、常に需要がある仕事です。

資格を持っていれば60代OKとしている求人も増えており、不動産業界に関心があるなら取得して損はない資格といえます。

②介護事務

介護事務とは、介護サービスを提供する老人ホームやデイサービスなどで働く事務職のことです。

一般事務、窓口対応、介護スタッフのサポートなど幅広く仕事を任されますが、メインの業務は介護報酬請求業務です。

介護報酬請求のためのレセプトといわれる明細書の作成には、介護保険制度や介護報酬に関する知識が求められます。

無資格でも挑戦できる仕事ですが、幅広い世代に人気の仕事でもあるので、資格を持っておいた方が就職に有利になります。

介護事務に国家資格はないので、複数ある民間資格の中から自分の目的に合ったものを選ぶといいでしょう。

③葬祭ディレクター

葬祭ディレクターは、葬儀を運営・進行するうえで必要な知識や技能を持つことを証明する、厚生労働省認定の資格です。

遺族との相談、葬儀の提案、当日の式の進行やアフターフォローなど葬儀に関する全般を取り仕切る仕事です。

資格を取得するには最低2年以上の実務経験が必要になるので、まずは仕事に従事しながら取得を目指すことになります。

人生経験が豊富な60代の方は遺族の気持ちに寄り添う対応が自然とでき、信頼や安心感を与えられる方が多いことから、業界ではシニア世代の雇用を積極的に進めています。

④第二種電気工事士

第二種電気工事士は、電気工事をおこなう際に必要な国家資格です。

電気工事は、小さなものでも電気工事士の資格に合格した専門家でないとおこなえません。

第二種電気工事士の資格があれば、屋内の配線や照明、コンセントの設置や交換といった電気設備の工事ができます。

業種としては、電気工事士やビルメンテナンス会社での設備管理のお仕事で活かせます。

電気工事の専門家として「手に職」を身につけられ、定年がなく長く安定して働ける職場も見つけやすい資格です。

⑤危険物取扱者(乙種4類)

消防法で定められているガソリン・灯油・軽油・重油などの引火性の高い「危険物」の取り扱いや管理をおこなうのに必要な国家資格です。

資格を活かせる職場の典型的な例としてはガソリンスタンドが挙げられます。セルフのガソリンスタンドでは、必ず危険物取扱者(乙種4)を配置する必要があります。

また、ビルメンテナンス会社の設備管理でも、危険物である燃料の貯蔵タンクの管理をする際に乙種4類の資格が必要になります。

それ以外にも危険物を扱う化学メーカー、自動車整備工場など、さまざまな業界で需要がある資格です。

まとめ

現代では、定年後もしっかり働いて稼ぎたい、社会貢献したいという思いから、60代で資格取得を目指す方が増えています。

「60代以上の方歓迎」としている求人も多く、年齢関係なく活躍できる職場はたくさんあります。

60代ならではの社会経験の豊富さにプラスして、専門スキルである資格を取得すれば、活躍の場はさらに拡がるはず。

定年後もバリバリ働きたい方は、ぜひ資格取得も検討してみてくださいね。